そうです、ヒメザゼンソウの開花シーズンです。
じつはもう開花中。いつもは5月の下旬から咲き始めますが、
5月16日に最初の開花を確認しています(ただし、園路から観察できる株ではありませんでした)。
今年はどの植物も花期が早いですが、ヒメザゼンソウも同様でした。
現在、案内所前の柵沿いで、3~4㎝くらいの仏炎苞(ぶつえんほう)が6個ほど開花しています。
とても地味で草や落ち葉に紛れて見つけにくい植物なので、
柵のロープに目印の札をつけています。観察するときは、この札を目印に、ぜひ探してみてください。
また、開花全盛期でも、柵沿いで間近に観察できるのは10個ほどに限られますので、ご了承ください。
当館に自生するヒメザゼンソウは埼玉県の絶滅危惧種に指定されている植物です。
観察は園路からのみにしてください。園路外、柵の中への立ち入りは禁止です。
また、花や実に触ると植物体が傷ついたり折れたりするので、さわらないように観察なさってください。
花期の長い植物なので、6月中はお花が見られると思います。
(さかもと)