今年は寒くなったと思ったら、過ごしやすい日が続くなど、秋を長く感じることができています。
そんな中でも里山の動植物は着々と冬支度を進めていました。
田んぼの周りでは…
ロゼットがたくさん
春先にすぐに成長開花する植物の仲間では、冬越しの為に地面にべったりと張り付くように葉を広げる種類がいます。このような形態をロゼットと言います。
一つ一つ見てみると種類によって葉の形が違うので観察すると楽しいです。
形を見るだけでも、花火のよう?雪の結晶?と楽しめる。
春を先取り?
日当たりが良く暖かいのか田んぼの周りでは、シロツメクサやイヌガラシ、ホトケノザ、キツネアザミが咲いていました。
ほんの少し春を感じることができました。
今年は紅葉、落葉がここ数年に比べればとても早く、雑木林を歩けばたくさんの落ち葉が降り積もっています。
ガサガサ落ち葉を鳴らして歩いていると、秋の紅葉や色づいた実が目に入ってきます。
光に透けるナツヅタ
日陰で真っ赤には紅葉していませんが、薄く色づいた葉は光に透けちがった味わいがあります。
赤い実、青い実
林の中で目にしたのは、サネカズラやジャノヒゲ、ウメモドキ、カラタチバナ、どれもとても目立つ色で、鳥たちに食べて食べてとアピールをしているようでした。
まだ食べられていないということは、食べごろはもう少し先なのか?
様々な冬越し準備
ロゼットや落葉、種子と植物それぞれ違った冬越しの準備をしていました。これからの散策ではそういった動植物の工夫に目を向けると、今までとは違った楽しみが見つかるかもしれません。
(写真の植物はノササゲの実)
青野