暑さの中に、秋の気配

猛暑の晴れの日が続き、地面はカラカラに乾いています。暑すぎるのかアリの巣も出入りがあまりないようです。隣のオオバコの葉もちょっとしおれています。
そんな中、クサギの花のまわりでは、ナガサキアゲハのオスが一生懸命メスにアタックしていましたが…、全く相手にされていませんでした。本当にずーっと傍で「こっちを見て!こっちを見て!!」と翅をパタパタさせて頑張っていたのですが…切ない…。

大谷戸湿地では、ミズタマソウやナンバンギセルの花も顔を出しましたよ。
道の反対側では、ノハラアザミのつぼみが大きくなっていました。トゲトゲのつぼみが、日に日にふくらんでいくのはとてもわくわくします。

「赤いトンボを見たよ」という来館者の方も多くなりました。〇〇アカネ、いわゆる「赤とんぼ」たちも増えてきたようです。今日はカナムグラの上で休むマユタテアカネに出会いました。

他にも、セミの鳴き声がツクツクボウシ優勢に変わってきたり、ヌスビトハギやママコノシリヌグイがピンクの小さな花を咲かせ始めたりと、生きものたちは少しずつ変化していて、うだるような暑さの中でも秋が近づいてきているのを感じました。早く涼しくなってほしいものです(涼しくなってきたみどり森では蚊が猛威を振るうので、それは楽しみではないのですが…)。

夏の終わり、8月30日には現在実施中の
クイズラリーも終了します。ぜひクイズを
楽しんで、「オリジナルさとやま立版古
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散策の際はまだまだ油断せず、暑さ対策をしっかりしてお楽しみくださいね。

(もよちゃん)