本日は大人の自然観察会でした。
年3回行っている大人の自然観察会ですが、
いつもは、草花、虫、鳥と幅広く観察を行っています。
しかし、本日の観察会は観察対象を絞って観察を行います。
観察対象は粘菌と呼ばれる仲間です。
変形体から子実体へと変化することから変形菌と呼ばれています。
粘菌の由来は変形体の様子から来ています。
今日は所沢粘菌同好会の方にお手伝いいただき
変形菌とはなにか?の説明から探し方、種類の同定まで
行っていきました。
まずは変形菌とはなにか?簡単な説明を受けます。
説明のあとは実際に参加者の目で探します。
変形菌の子実体とキノコの区別化がつかなくなかなか
見つけられない方も多かったですが、多くの人の目が
あると意外と多くの変形菌を見つけることができました。
今回、見られた変形菌を写真でご紹介
見つかった、子実体を持ち帰り顕微鏡で観察をします。
みどり森で過去に行われた調査では40種以上の
変形菌が見つかっています。
今日見られた変形菌以外にも、多くの種類が生息しているかもしれません。
変形菌の仲間は胞子で拡散するので、日本で見られる
種類が別の国でも見られたりするそうです。
なんだか夢がある変形菌の世界、少し垣間見れたのではないでしょうか?
みどり森は多くのボランティアの方々が日々、雑木林の手入れ
をしてくださっています。そのおかげで様々な環境が出来、多くの生き物が
生息・生育出来ています。
変形菌の種類が多いのも、日々のボランティア活動のおかげかもしれません。
あおの