ここ数日の涼しさはどこへやら。夏が戻ってきたような陽気です。
天気予報をみながらハラハラしていたスタッフ一同でしたが、朝から青空。
陽射しも強くまさに「かいぼり」びよりです。
今日はみんなで、ため池に堆積した泥を掻き出し、池を広げる「かいぼり」を
行いました。
緑の森博物館の西久保湿地の田んぼは、谷戸からしみ出した湧水を使っているため、
そのままでは水温が冷たすぎます。
水の温度を丁度良くするために、水を少し留め、水温を高くすることができる「ため池」は
とても大切な場所なのですね。
毎年やっている「かいぼり」ですが、一年たつとこのように、湿生植物や泥でどんどん池はせまくなっていってしまいます。
みんなで「かいぼりの説明をきいて、作業に取り掛かります。
まずはかいぼりをする前に池の生きものたちの救出!さて、この小さなため池には一体
どんな生きものたちが住んでいるのでしょうか…?
マイマイから、生きものを捕まえる方法を聞いて、ため池へザブザブ入って行きます!
泥の感触はどうでしたか?やわらかくて進みにくいけど、楽しいですね。
最初は慣れず、難しい~と声も聞こえましたが、しばらくするとみんな網を
うまく使って、どんどん生き物をつかまえていきます。
「ザリガニがいたよー!ドジョウだー!!」そこかしこで声が!
すっかりハンターのように水面をのぞきこむ子どもたち…
大人も負けていません!大きなドジョウをゲット!
今日は緑の森倶楽部のみなさんが、救出した生き物を洗ったり、
イベントのお手伝いをしてくださいました。
いつも頼りになるみなさん!ありがとうございました!
休憩の後はいよいよメインイベント、ため池の泥を掻きだして、運び出します。
重い泥をみんなでバケツリレー。マイマイ班と、まちゃ班に分かれて、
どんどん泥を運び出していきます。
頑張って泥を運んでくれました。最後にはみんなで協力して泥を池の真ん中の島にあげました。
おかげで、池はこんなにすっきり!
暑い中、泥んこになりながら、楽しく作業が出来ました!
顔まで泥だらけ。みんなの頑張りがうかがい知れます。
最後にみやちゃんとかっちゃんから、ため池の生き物についてお話がありました。
今回は、ザリガニ、ミズムシ、ゲンゴロウ、マツモムシ、ドジョウやヤゴなど
が見つかりました。こんなに生き物がいるんだね!という驚きの声も。
「かいぼり」をすることで、水面が広がり、トンボが池を見つけやすくなったり、
水がきれいになることで生き物が住みやすい環境になったりするのですね。
どろどろになりながらみんなよく頑張りました!
たくさんの生き物を見つけることができましたね。
また、水面の広がった、ため池を見に来てみてくださいね。
(たっきー)