バッタの仲間の観察会


8月31日、大人の自然観察会が行われました。
8月も最終日、まだまだ暑いかなぁ・・と思っていたら、晴れても涼しくて快適!
ひなたでの観察も苦になりませんでした。

今日のテーマは『バッタ・コオロギ・キリギリスの仲間を観察しよう』です。
案内所を出発して、さっそく木の枝に見つけたのは・・

アオマツムシでした。幼虫なので翅(はね)が短いです。 
 「見つかってしもた~・・」

畑の脇の道をいくと、次々にバッタの仲間を発見しました。
  
目の下に涙
の線がついたようなツチイナゴ、首もとにハの字があるヒナバッタ、大きなトノサマバッタなど。色も大きさもさまざまでした。

地面に注目すると、
 
アリかと思うほど小さなマダラスズです。 足が縞々でした。
展望広場でもコオロギが見え隠れしていたので、ちょっとみんなで追い出してみることにしました。
 

白いシートに向って追い出してみると・・エンマコオロギのほかシバスズが出てきましたよ。

つづいて、森へと進みます。森にもコオロギなんているのかしら?と思ったら・・
いました。その名もモリオカメコオロギ。
 
草むらではないところにも暮らしている種類があるのですね。

さて今度は、虫のかくれんぼです。このあたりのどこかにいますよ~、と言われて
よ~く探して見ると・・いたいた!
セスジツユムシが葉の上にのっています。
  
ツユムシの種類もいろいろありますが、種類によって林縁にいたり、草むらにいたりするようです。

ひとくちにバッタの仲間といっても、バッタ、コオロギ、キリギリス、ツユムシ、といろいろな仲間に分かれ、体型などに特徴があることがわかりました。
2時間のあいだに、たくさんの種類のバッタの仲間に出会って、みなさん新鮮だったようです。
みどり森のようにいろいろな環境があると、たくさんの種類のバッタの仲間が生きているのですね。
ぜひまたご自身でも観察を楽しんでみてくださいね。