雨の中の景色

段々と気温が下がってきて衣替えの季節になってきました。
今日は雨が降ったり止んだりしており、肌寒い一日でした。
そんな中、今回は八幡湿地をボランティアさんと一緒に周りました。
今回は、その中の生き物達をいくつか紹介したいと思います。

まず初めに、八幡湿地の田んぼ周辺で沢山のチカラシバに水滴が付いていました。
水滴が付いたチカラシバは、とても綺麗で神秘的ですね♪

次に、カシワバハグマとヤクシソウです。
ここでは名前の由来を紹介します。
カシワバハグマは、葉っぱの形がカシワの葉に似ていることからこの名前が付けられ、
ヤクシソウは、葉の形が薬師如来の後ろにある「光背(こうはい)」に似ていることからこの名前が付けられたとされています。
現在、八幡湿地の田んぼの周辺で咲いており、ヤクシソウはみどり森内ではここでしか見ることが出来ないので探してみてくださいね

また、旬の植物ではありませんがハエドクソウが咲いていました。
花が咲く時期は8月頃なのでまだ残って咲いていたのは驚きでした。
ハエドクソウは、別名「ハエトリソウ」という名前で、根を煮詰めた汁をハエ取紙にして作った事でこの名前が付けられました。

最後に、雨の中でも植物以外の生き物も見られました!
比良の丘では、シラカシの頂上でカワラヒワの姿を見られ、集団で飛んでいく様子を確認することができました。
キタテハも休憩中なのか、葉の上に止まりじっとしていました。
途中、ボランティアさんが持ってくれたセスジツユムシを手の上に乗せてみました。
長い足を巧みに使い、せっせと動く姿は愛着がわきますね♪
今回紹介した生き物以外にもまだ沢山の生き物がいますので是非探して観察してみてください!

インタープリター みやたん