食育麦作の4回目:防鳥ネットはり

2015年5月9日(土) 投稿

ここは狭山丘陵の一角の、とある畑。そこには青々と麦が育っておりました。
麦はスズメたちの大好物。とくに実が熟す前の麦に目がないようです。
畑のまわりでは、毎日毎日、スズメたちが、いつ食べに行こうか相談しておりました。

スズメ1「もうそろそろでないの?」 
スズメ2「い~やまだだ。あと一雨できっともっと甘くなるからよ。」 
スズメ1「そうか~。去年も甘くてうまかったもんね。やっぱ小麦はやわらかくてうまい!あ~早く食べたいなぁ。」
スズメ2「そんなに食べたいなら、おまえ、ちょっと畑入って味見してこいよ。」

スズメが畑に降りようとしたそのとき、人間らがやって来ました。

人間「こんなによく育ちましたよ~。今日はせっかく実ってきた麦がスズメたちの
   ごはんにならないように、防鳥ネットをがんばって張りましょう!」

スズメ「・・ボウチョウネット?・・・。」

人間らは、まず畑の周りに太い杭を打ちました。そこを支点に緑のロープをめぐらし、
麦の畝間にはシノ竹の棒を立て、ペットボトルをかぶせました。 

 

 

手の空いた人間は、小麦にまじって生えている燕麦(えんばく)や
タンポポを抜き取ったりしています。

  

そのうち、オレンジ色の網らしきものが畑の一辺に渡されて、整えられました。
畝間に均等に人間が入って立ちました。 
 

人間「では、ゆっくりと後ろにさがりながら、ネットを張っていきましょう。」

スズメたちが見ていると、麦畑はあっという間に網に覆われてしまいました。
網の目は2センチ四方で、スズメも通り抜けできません。

スズメ2「あ~、いま味見しようとしたところだったのに!」
スズメ1「この畑の麦はボクたちのごはんじゃなかったの!?」

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スズメたちにこんな会話があったかどうかはさておき、
今日は「食育体験教室・麦を育ててうどんを打とう!」の参加者の皆さんと、
麦畑で防鳥ネットはりを行いました。
1月以来、3か月ぶりの作業。

すでに小麦も大麦も花が咲いた後のようで、穂を良く見ると、雄しべが出ているものもありました。
(写真:白いイモムシのようなものが雄しべの葯)

実をつぶすと白い液が出てきて、なめると少し甘みがありましたね。
どうも、これがスズメたちにはおいしいらしいのです。
去年試しに2列ほど播いた麦は、実が熟す前にスズメに食べられて全滅しました。
その教訓をふまえての、今回の防鳥ネット張り、なのでした。

あいにく、作業はじめには雨が降ってしまいましたが、
ネット張りの作業に夢中になっているうちに、気づかないうちに雨も止んで、 
無事にしっかりとネットが張れました。

みなさん、来月の麦刈り、どうぞお楽しみに!!

(さかもと)